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白酒屋について
白酒屋の看板は明治八年(1875年)、造り酒屋として長谷寺門前町にあがりました。
創業以来、「初瀬詣で」に訪れる人々や近隣の皆さまに支えられ、ありがたいことに今日まで商いさせていただいております。
名物の草餅は、当代の曾祖母が戦時中の甘味が乏しい頃、少しでも美味しいものを食べてほしいと、配給の砂糖を貯め店頭で草餅として販売したところ大盛況となり、それが名物のはじまりとなりました。
よもぎには古来より邪を打ち払う効能があるとされ、ご賞味いただいたお客さまやご参拝の皆さまに幸多かれと願い、祖父が「草福餅」と号したとのことです。
餅生地へのこだわり
生地には最高の上用粉のみを使用し、色粉などは一切使わず、天然よもぎの特に香りや色味が良い新芽をふんだんに練り込みます。製造工程においては人力による杵づきをおこなうことで、手づくり本来の粘りと食感を与えております。
自家製餡へのこだわり
当店の餡は既製品ではなく、手づくりの自家製餡です。
北海道から直送のエリモ小豆を、当店の餅生地に深く馴染むようにと職人たちが日々吟味して炊きあげます。
小豆本来の風味を楽しめる粒餡を包み、鉄板にて芳ばしく焼き目をつけた「お焼き」、あっさり仕上げた漉し餡を職人がひとつずつ手包みした「青」の二種類がございます。
※当店の草餅は余計なものを一切使用せずに製造しているため賞味期限が短く、地方発送をお受けすることが出来ません。
初瀬詣での折に、是非とも当店の店頭にてお買い求めください。
「白酒」とは神仏に奉納する御神酒のひとつです。
前述の通り当店は創業当時、白酒や清酒、みりんなどを醸造する造り酒屋でありました。
明治を代表する洋画家五姓田芳柳(二世)画伯により描かれた当時の門前町の絵画からも、その様子がうかがえます。
戦禍などの影響もあり、残念ながら現在は醸造をおこなっておりませんが、創業の想いは「白酒屋」の屋号と共に代々受け継がれております。
当店の奈良漬は、かつて造り酒屋であったご縁もあり、上質な酒粕を使用し、長期間熟成をかけて漬けあげております。
明治20年(1896)二世 五姓田 芳柳(ごせだ ほうりゅう)(1864-1943)画
酒粕へのこだわり
当店の漬け粕は程よい甘みと気品ある薫りが特徴的な「みりん粕」です。
上質な素材のみで調合され、単体でも食べられるほど風味の良いこの酒粕を使用することで、伝統的な製法はそのままに、酒辛みの苦手な方にもご賞味いただける奈良漬に仕上がります。
製法へのこだわり
すべての作業工程を伝統的な手作業でおこない、長期の熟成期間のあいだ、野菜本来の風味・食感を活かすために何度も漬けかえをします。こうすることで熟成度合いを調整し、こがね色の美しい色合いの奈良漬があがります。
開封後は水洗いせずに少し拭う程度で、奈良漬をお好みの大きさに切り分け、酒粕と共にお召し上がりください。
決して気取らず、ご賞味くださる皆さまに郷愁を感じていただける素朴な商品を製造し、
また次の百年もご愛顧いただけるよう日進月歩で味の改良にも邁進してまいります。
変わらぬお引き立てを、何卒よろしくお願い申しあげます。
会社概要
会社名 | 株式会社 総本舗白酒屋 |
所在地 | 〒633-0112 奈良県桜井市初瀬746 |
TEL | 0744-47-7988 ※通販のお問い合わせはお問合せフォームをご利用ください |
FAX | 0744-47-8208 |
営業時間 | 10:00~17:00 (シーズン中は9:00~17:00) |
定休日 | 不定休 |
資本金 | 2,000万円 |
事業内容 | 和洋菓子及び漬物類の製造販売業 酒類販売業 |
取引銀行 | 南都銀行 桜井支店 大和信用金庫 本店 |